2018-04-01

HARMONICA Logo

 Logo design 


「チャレンジ」

パドラー仲間の翔くんの彼女が独立して4月下旬にオープンするケーキ屋「ハーモニカ」。そのアートディレクション&デザインをやってます。

オーナーのモニカちゃんはブラジルの血を引く寿司屋さんの娘。口数少なく物静かで恥ずかしがり屋な彼女だけど、作るものはオリジナリティーに富んでいて雄弁にお菓子作りのコンセプトを語っている。


「パン屋さんのように気軽に入ってもらえる店にしたい」というハーモニカのコンセプトは、、

「子供の頃に母が作ってくれたブラジルのお菓子。休日になると、家の中はお菓子の焼きあがる香りでいっぱいでした。手作りのお菓子で、幸せなひと時を日常に届ける」


すでにここにブランディングの格となるエッセンスが盛り込まれている。ブラジルのルーツを盛り込んだケーキや焼き菓子をオリジナルにアレンジ。人とかぶらない自分の土俵を作っている笑。いいことです


HAMONICA BEAR :)



スイーツ星人の僕ですが、彼女の作るケーキは美味しい。特にプリンは特筆もの、押し付けがましくないこだわりがシンプルなんだけど奥深い味を出してます。あれは毎日食べても飽きないかも

そんなモニカちゃんは、今僕が指導している若手クリエーター達と同じ年代。彼らはどうしても「言われたことをやる」「言われたことしかしない」「自分で仕事を楽しくする工夫ができない」というクリエーターとしてはマズイ傾向がある。てっきり世代の傾向かと思ったけど「世代」で安易にくくっちゃいけないですね。
実際にチャレンジしてる同世代のモニカちゃんはこうやって日々試行錯誤しながらクリエイティブなスキルを磨いてるわけだし。

そんなモニカちゃんと交流したら彼らの刺激にもなるだろうと思い、撮影の現場やいろんなことに「一緒に行こう!」と誘っても無反応。この無反応さ加減を変えて行くのが僕の最近のクリエイティブチャレンジ。



まあ、チャレンジできる環境を周りの大人が若手に与えてないっていうのもつまんない20代が増えてる理由の一つだろうな。

あと過保護。
体罰はないし、パワハラとかモラハラとか過保護にしすぎて、すぐブラック企業だとか騒ぐ。そりゃ面白くない奴らが育つよ笑。先輩が気軽に飲みにも誘えない。やな先輩から誘われたらかわす話術とか、上司のセクハラ発言を機知に富んだウィットでやり返す転機だとかそういうネガティブ耐性を育てる土壌が全くなし。


チャレンジさせて失敗したら面倒見てあげる。
そんな余裕のある大人になりたいものだ。
が、自分のチャレンジで余裕がない笑