2016-09-28

Tamagawa Down River 80km !

入水前、旅の無事を祈る今回のメンバー



昨日また80kmダウンリバーしてきました。




リバーSUPが日本で産声をあげたばかりの頃、、、

「この川ってどこまで流れてるの?」
御岳でいつもの仲間と遊んでいる時ふと思いたって聞いてみた僕。
「東京湾の羽田あたりじゃない?」
「何キロくらいかな?」
「わかんない」
「みんなで下ってみない?」
満場一致で「いいねー!」

と約1〜2分の会話から始まった多摩川80kmチャレンジ。
その時のメンバーは、世界のヤクちゃん、オリンピアンの太郎さん、日本を代表するパドラーのタクちゃんとシュンペイくん、僕たちのMentorの加藤先生。
普通だったら笑い話で終わったり、「危ないんじゃない?」とかつまんないこという人がグループに一人はいるものだがそこはぶっ飛んだ人の集まり、速攻決定し3週間後にはみんなで下っていた。

なんと最初の80kmは5年前の2011年10月16日!
意外なことにHALAUよりも80kmチャレンジが先に生まれてました。


久々にこの映像見て笑ったけどよく自分こんなSUP下手なのにやってたなと、、、ライン取りとかスーパー雑。しかも当時は落水後自分のボードをマネージするとか当たり前で誰もリーシュつけてない、今思えば最先端!?(*注意、リーシュは使い方で安全対策にもリスクにもなりえます)



朝日とともに出発!


海と山をつなぐ川、その川の一生をSUPで体験する。

HALAUのライフワークとなった80kmはこんな感じのノリで生まれた。ようは「子供がそのまま大人になっちゃった系」な人達が仲間を増やしながら本気で遊んでるだけなんだけど、、
でも自然の中で本気で遊ぶって結構シビアで自分のチョイスすべてに責任を持たないといけない。マインド、スキル、経験、知恵、、僕もたくさんのことをHALAUで学んでます。
しかも自然から学んだことって大抵すごいシンプルな摂理なのでビジネスや普段の生活にも非常に役立つ。


朝日の中漕ぎだす!久々の晴れた日


だからHALAUはこの80km企画を大切にしてます。SUPは目的ではなく手段、自然と対話するツール。漕げるものはみんな漕いでみるし、面白そうな乗り物は何でもトライしてみる!的なノリ。

「SUPをやる」んじゃなくて「SUPでやる」。「を」やってる人たちと「で」やってる人達、似てるようで結構デカい違いです。自然との接し方とか見てるとすぐにわかります。そういうこともHALAUがきっかけでコロラドで気がついた。

ヤクちゃん、太郎さん、俊平くん、ランギ、タクちゃん、チャーリー、ブラッドーリー、コロラドのパドラーたち、、、みんな「で」の人達。みんなパドル「で」自然と対話してる。漕ぎに説得力あるし、純粋に見ててかっこいいなーって思う。




で、10月27日の80kmメンバー。
今回は、7人の挑戦者とヤクちゃん、浅古さん、僕の3人のナビゲーター、合計10人!
ちなみにヤクちゃんと僕は7回目!



「80km挑戦してみたい人手を挙げて!」
「はーい!」
って去年の大忘年会で挙手した有言実行な人達&今年に入って川の魅力にどっぷりハマった人達。

もちろんやりたいからってすぐにトライできる類のものではないです。流水の中でのセルフレスキュー、ラインの読み方、ボードコントロール、パドルスキル、それらを冬の間から頑張って練習してきたメンバーには本当にリスペクト。みんな本当によく頑張りましたね!

今回のメンバー10人はすごい調和がとれていて誰が欠けても同じ空気感は出せなかったと思うほどいいハーモニーでした。



今回の装備、
前半はパドルパンツ+長袖タッパー
後半は海パンに半袖スーパーラッシュガード
ヤクちゃんは、前半ロングジョン、中盤、海パン+ラッシュガード、後半海パン+スーパーラッシュガード。CABBOのおかげで長時間のパドリングも快適!
はい、宣伝でした。



ボードのチョイスはJP-Australia CruisAIR 11'4。
12’6だととっさのエディーアウトや回転性が必要な動きには長すぎるし、AllroundAir Le 10'2だとスピードが必要な時に困るということですべてをバランスよく兼ね備えたこのボードにしました。



80km名物「堰越え」。こうやって堰や危ない場所は避けて上陸して回避します。この工程を考慮に入れてみんなボードを選択してるところはさすが。



途中伴走車と合流し、装備の交換、飲み物と栄養の補給をします。

補給ポイント以外でも、ネットで僕たちの位置をリアルタイムで把握できるので、川原まで応援しに来てくれる人もちらほらいてものすごく嬉しいです。ブルー多摩川フィットネスの方達もシフォンケーキを持って応援に来てくれました。ひたすら漕ぐ合間のスイーツは本当幸せ!どうもありがとうございます!




綺麗な夕日の中をみんなでパドル。この日は水量が今までで一番多くどのパートも流れていて結構楽でした。


個人的に一番楽しかった時間。一列に並んでドラフティングトレイン、前の人とパドルのタイミングを完全に合わせてみんなが一つになりました。それぞれ乗ってるボードは違いますが皆で大きな一つのボードを漕いでいるような一体感は最高でした。


みんな背中にルミライト、ヤクちゃん、浅古さん、僕の3人は点滅フラッシュライトを身につけていたので暗闇でもだいたい誰がどこにいるかわかります。こう言うところは回を重ねるごとに賢くなっていきますね。


ゴール近くに行くとこんな感じ。暗い川の中によく見ると人影が、、、笑。これたまたまマンションのベランダから見たらびっくりするでしょうね。
「パパ!!川の上に人が立ってるよ!」
「あ〜それはHALAUの人たちが羽田目指してるんだよ」
って答える父親がいたりして。いないか。


今回はCABBOを実際に工場で作ってくれている職人の和泉さんも参加!作り手も一緒に漕いでいろんなことをシェアできるのはすごく嬉しいこと。CABBO立ち上げ当時からヤクちゃんと僕のウェアーを精魂込めて作ってくれたクラフツマンと一緒に80km漕げた意義はブランドとしても大きな資産です。
ちなみに彼はこのPVにも乗ってます。見る機会が滅多にないウェットスーツのできる過程が丁寧に紹介されてます。ウォータースポーツをやってる人には興味ある映像では?



ゴール間近。一番遅いケイちゃんをみんなで励ましながら!?ラストスパート。




スタート13時間30分後にゴール!!

今回は増水で流速も早く、天気が良くて、潮のタイミングもばっちり合い、ありえない追い風も吹き、、と異様に条件が良かった。のんびりと漕いでいたのにもかかわらず歴代最速のゴールでした!正直そんなに疲れなかったかも。

この後はみんなでおきまりの場所でみんなで焼肉打ち上げ。焼肉打ち上げだけ参加した人もいましたが誰でもウェルカムです!

伴走車チームのクミちゃん、あきほちゃん、キムキム本当にありがとうございました!おかげさまで超快適。特にクミちゃんは記念すべき第一回目からずっとエスコーティングクルーをやってくれてるのでもうエキスパート!すべてがナイスタイミングでサポートしてくれてます。感謝!

まとめ
今回参加してくれたムっさんがメールしてくれた言葉がすごい本質をズバッとついてた。まさにその通り!

「究極のワンウエイ」
帰り道も気にせず自転車でどんどんペダルを漕ぎ続ける。子供の頃の究極の夢の旅。
今回はまさにそれ!ただただ流れに乗って前に進めば良い。このシンプルさがとても心地よかった。


最後に、、
今日soul sistaのゆみえちゃんから連絡があって、彼女がやってる「陽けたら海へ」がNHK Eチャンネルで30日の昼12:45分から15分くらい紹介されるそうです。是非みてくださいね。彼女が一番大切に温めてきたボランティア活動、笑顔に溢れたこの映像を見たらどんな活動かわかります。いつも彼女にはインスパイアされてます。





さらに1日の締めに、、
SUP STYLE HAGI 2016のお知らせ
Bad Boy ランギが開催する超熱い大会!!なかなか敷居が高く感じるSUPクロスですがこの大会はクロスデビューを果たすのにもってこいの大会。世界レベルの選手たちと一緒にレースできるプロアマ混合のまるで日本のGopro Mountain Games!
50名で締め切りなのでごちゃごちゃ考えずにここから申し込んで!他ではできない体験ができること間違いないです。何しろランギですから。

深夜に男同士スカイプ。なぜかランギ裸なんですけど笑