2013-04-25

"The DAY" The Fun Hunters Tamagawa down river 80km part 2!

 5:00 

24日は第2回目のThe Fun Hunters多摩川SUP川下り80km!
多摩川を山の上から東京湾までSUPで下ろう!っていう楽しげな企画。
きのうは、天候がわるく、風も強く(しかも向かい風)というアドベンチャー感満載のいいチャレンジでした。

23日。前日の19時にゴール地点の羽田に集合し車を置いてFH2号に乗ってみんなハイテンションで御岳へ。夜全員御岳に集合後Aヤードさんで仮眠を3時間とったあと朝4時40分出発!
久々の奥多摩の上流、転びまくるけど、いちばん楽しいところ。先頭が拓ちゃん、その次はムネさん甥っ子のひかる君。彼は初参加ですが現役消防士だけあって、余裕そう。去年の10月はまだ真っ暗だったけど今回は空がすでに明るく水面もちゃんと見えました。



 9:00

急流がおわるとしばらくは、こんな感じ。なぜか一人だけ短パンはいてるのがヤクちゃん。
彼のパドリングは、しなやかで力強く美しい。見とれます。遠くから見ても一発でわかるほどのスタイルです。さすが本物。

このへんが、一番風もなく、川もなだらかに流れていて、景色もきれいで一番ゆったりと楽しめます。
川を下っているといろんな人に会います。釣りをしている人、カヌーで遊んでる人、いちゃいちゃしてる高校生、川辺に住んでる人、全身裸で手を振ってくれる人、、、
そしてきのうの一番ビックリは、ラジコンヘリコプター。いきなり頭上をカメラを積んだヘリのラジコンが飛んでました。そしてさらにビックリがさっそくYoutubeにその映像を上げでくれてます。空撮されたThe Fun Hunters!見てください。
できたらこの方、こんど一緒に下って空撮してほしいです。空からのアングルっていうのはものすごい珍しく文字通り浮遊感があるので見ていて楽しいですね。


 15:00

雨降り出す直前。太郎さん。

前回は「川って意外と流れてないんだ」って思うほど中流以降は静水だったのですが、今回はほぼ全部流れていたので、すごく楽でした。
ここ1〜2ヶ月トレーニングがあまりできないまま挑むことになったので、トレーニングが出来ない分食事の食べ方(何を食べるかではなくどう食べるか)を気をつけて内蔵を整えてきたのですが、そのおかげで体調がものすごくよくあまり疲れませんでした。やっぱり、筋肉とか体力よりもその根源/基本となる内蔵。ここを整えておくとこんなに違うのかと実感です。

そして僕の今回の個人的テーマが「いかに体力や力を使わないか」。まあ、体力も力もないので、なるべく力まず自然の力を利用しちゃえ、と。
川の流れはある場所は早くながれて、ある場所は遅い。そんな川の早い流れの場所ラインを常に見つけるようにして、風もヨットの帆のように体で受けてどんな方向から吹いてもある程度推進力に変えれるように体の向きにも気をつける。この2つの水面と水上の自然の力にひたすら神経を集中して探し、なるべくそれらを味方にすると結構進みます。
おかげで前はまったくわからなかった川のラインもいまはちょっとだけ見つけられるよになりました。


 18:00

今回唯一&初参加女性、アケミちゃん。
残念ながらゴール10km前の最後の休憩ポイントでリタイアしてしまいましたが、最初の急流からチャレンジして70km走破!体力の限界までがんばったのは見ていてわかったし、この為にいつも白丸湖でトレーニングしてたのも知ってたのでリタイアを決断したときに悔しくて泣いてたアケミちゃんの姿にはものすごく心を打たれてもらい泣きしそうになりました。「あー泣いてる〜」とかいってそんな彼女の映像撮ってたけど。
自分のコンディションをきちんと把握して、止めるっていう決断も大切だし、またみんなで今度ゴールしたときの感動も増えるからいいんじゃないかな。


21:00

もうこうなったら、どっかに秘密裏に上陸しようとしてる特殊部隊って感じです。「特殊」だけあってるかも。
このシルエットはたかひろ。初参加だけど彼も消防士で、格闘技もやってるので体力的に問題なく楽しんでるようでした。

各自背中に点滅LEDをつけて前の人のあとを追えるようにしてますが、正面からはまったく見えないので、後ろを振り返ると闇の中にときおり人のシルエットが見えるのみ。音もなく黙々漕いでる異様な特殊な集団。それが僕たちでした。
普段夜、多摩川の上を首都高とかで渡る時、車から真っ暗な川をみて思います。「よくこの暗闇のなかを川下りしたな」って。

今回は途中から水量がおおく、川が常にながれていたので、天候が悪く迎い風でしたが約15時間でゴールできました。
初めてトライした人にとっては結局やりやすいコンディションだったのではないかと。とはいえ初めての人は比較する対象がないので「去年より楽だよ」って言われても「知るか!」って感じでしょうが。

今回のもう一つの目的、Cross Adventure Suitのテスト。これはもうばっちりでした。
15時間パドルしても全く問題なし。動きやすく、保温性もあり、どこも擦れない、安全性も高く、肘と膝のプロテクターのおかげで何回救われた事か。ほんとはこの間プロトタイプがあがったスプリングタイプを日中テストしようと思いましたが、気温がそんなにあがらなかったので最初から最後までフルスーツで行きました。
これで膝の裏の生地を薄く改良して、唯一困ったおしっこの時の脱ぎ着を解決するジッパーをつければ(ヤクちゃん曰く
、アドベンチャーレースのウェットはそういう風にできてるらしいです)ほぼ完成ではないでしょうか。2014年に自信をもって発売開始します!なによりも一緒にスーツを開発してる高橋さんと大竹さんも一緒に川を下れて感動をシェアできたことほんとに嬉しく思います。


今回も全員無事にゴール!ざんねんながらアケミちゃんはリタイアしちゃいましたが、「楽しんで無事に終了する」というのがなによりの僕たちのゴールなので「全員無事にゴール!」です。

-----THANK YOU!-----

今回メンバー全員にハイドレーションバッグとサンダルを提供していただいたTeva様。
TFHオリジナルメンバーの6人。毎度のことながら一緒にいるだけで楽しく、いつもいいエネルギーをもらってます。
毎回言ってますが、ほんとにこの仲間達と一緒に行動できて光栄です。ありがとう!
初参加のひかる君、プロスキーヤーの健策君、たかひろ、アキさん&アケミちゃん夫妻、Breaker Outの高橋さん、大竹さん。一緒に練習したのに都合がつかず参加できなかった関谷さんと史朗。
クミちゃん、まゆみっち、小池さん、ひろみちゃんの伴走車クルー。いつも途中で差し入れを持ってきてくれる康子さん&順子さん姉妹(どんな高級レストランの飯よりも美味しい、おにぎり&豚汁、だいすきなマカダミアフレーバーコーヒーまであって感激です)。途中で応援しにきてくれた方々。そして準備期間いつも食事の献立を考えてくれたり支えてくれるまりこ。ほんとにみんなありがとう。おかげでほんとに楽しく最高な一日!