2012-06-03

Making of Bella Bocca #8

 table top for Bella Bocca

大阪一日目。
達也のスタッフたちと一緒に現場で実際に工事。業者にベース工事だけしてもらって仕上げの作業は自分たちで。
ネイリーハートパインの古材で、木目を活かした一見シンプルだけど結構複雑な組み合わせで14個のテーブル天板を一つ一つ違う表情にして職人に組んでもらいました。Bella Boccaのロゴを焼き印で天板に押したあと、3種類のオイルステインで着色し、色調を落ち着かせながらさらに木目がきれいにでるように。明日はさらにこれにオイルステインの塗り込み、その後ワックスし上げします。






キッチンカウンターの前の壁は、ビンテージ木材を2種類ランダムに組み合わせて貼付け。
床はモルタル仕上げにしてもらったので、そのうえに白ペイントで模様をいれて、明日軽くヤスリをかけたあと、ちょっとベージュっぽいステイン+コーティング仕上げ。床材は高いし、どうしても面白くない表情になるのでこうやって、手間ひまをちょっとプラスして床全体をしつこくないていどに面白くします。
壁もわざと雑に塗ってムラをだし、ここに木材を打ち付けていきます。

達也のスタッフたちは、みんな元気がよくていい。達也の熱い生き方と人柄に惹かれて集まってきた人たちなので一緒に作業してて楽しい。東京で20歳前後の男子あつめてもこんなに活きがよくないかも。東京にももちろん威勢のいい若い人たちもいるけど、割合はすくないのでは。やっぱり都会で生まれて都会で育つとどっかさめちゃうのかな?あと東京生まれ東京育ちの特徴だけど、大工仕事ができない男がおおいい。電ノコとか普通に使い方わかんない人いるし。電ノコって東京くるまで、だれでも使える様に作られたのこぎりだと思ってました。
達也のスタッフたちは、普通に簡単な大工作業をみんなできるので助かった。寸法測って、切って、貼る。この当たり前の作業が、出来ない人って田舎者の僕にしてみればびっくりですが、やっぱり都会で育つと棚を作るよりも、イケアに行ってしまえってなっちゃうんだろうな。義務教育に日曜大工とかいれないとこれから刃物、トンカチ使えない人がたくさんでてきちゃいますね。のこぎりとかカッターとかトンカチで怪我しないで大人になるのって物作りのありがたみがわかんないと思う。別に作る必要はないだろうけど、テーブル一つ作るのにどんだけたくさんの行程があるのかってわかってる人は、物を大切にすると思うし。
男は大工仕事くらいできないと。

明日は壁と床を中心に作業して、テーブル天板にも2回目のオイル塗り込み。楽しみです。