2011-12-27

Keep paddling

Logo designed for Takuji Araki. 

荒木汰久治のために作ったロゴ。
中心の星は信念、目標、スターナビゲーション(伝統)のシンボル。その星に向かってひたすら強く漕ぐ鷲。自分のパドルした小さな流れが、同じ信念の仲間達も加わり大きな流れとなり、流れが力に、力が翼に。それらがまた自分のパドルする力に加わるポジティブな循環を表現したマーク。黒い部分は羽ばたく羽、白い部分はそれを包み込む手のひら。
「自分が信念をもって日々漕ぐ小さなパドルがやがて大きな力となり、さらに自分と仲間達を目標に進ませる力となる」

ジェリーロペスが言ってますkeep paddling。「漕ぎ続けろ」と。汰久治さんもよく言ってます。僕はアーティストなので実際に行為としてのパドルを日々してるわけではないのですが、この言葉すごく共鳴でき大切にしてます。何かを表現する/造ることは日々の鍛錬が非常に大切になってきます。考える、そしてそれを表現するために技術を磨く。それが僕にとっての「漕ぐ」こと。地味で、すこしづつしか進まないところもパドリングと似てます。

なによりも汰久治さんのこの言葉に重みを感じるのは、彼がモロカイレースで何時間もモロカイからオアフへ向けてパドルする背中を見ていたから。5時間の間ずっと。(撮影してたので当たり前ですが。)その背中にはその日をピークに残りの一年364日を組みたて、毎年その日に照準を合わせるために毎日を積み重ねてきた信念が宿ってました。Keep paddlingを全身で無言だけどはっきりと表してました。汰久治さんは自分の言葉を行動で実証します。そんなかれから「育三さん、僕にロゴを作ってください」と言われた瞬間アドレナリンがどーんとでましたね。汰久治さんの信念とポジティブなエネルギーを僕なりに形にしたのがこのパドリングイーグル。

僕の周りには幸せなことに有言実行系の人が沢山いて、ものすごい刺激になりますね。ありがたいことです。