2011-12-31

New years eve 信念

Mel's sailing canoue in Molokai.  with Mel ,Shota, Takuji 


毎年正月にその年にやりたいことをリストにして、大晦日にどのくらそれが達成されたかをチェック。ここ何年もやってる習慣。毎年リストを作るときは、「人生でやりたいことリスト」のなかから「今年はこれをやるためにこれをやろう」とか考えてわくわくしながら作る。たとえば「船で航海」っていう項目が人生リストにあったら、じゃあ今年はその項目に近づく為に船舶免許をとって船で遊ぶ。というかんじで。僕のこの毎年のやりたいことリストは新年の抱負みたいに「禁煙する」とか「貯金!」とかではなく、もっと幼稚で見ててわくわくする楽しげなもの。大陸横断、絵本出版、ハーレーでバイクトリップ、、、とかそんなのり。

そして、今年はリスト項目が16個ありました。その16個のリストをみながら、これやった、あれできなかったと手帳を見る。仕事も遊びも全部含めたやりたいことリスト。
「大陸横断しながら撮影旅行」。これは今年は横断ではなく、2分の1横断だったので0.5ポイント。そうやって計算すると今年の打率は5.5/16。約3分の1。低いんだか高いんだかではなく、自分がどれだけやりたい事に近づいたかの目安。目標に対して自分の現在地を知るための一つの指針。やりたい事が沢山あって、たとえゴールや目標が遠ーくにあっても現在位置と進行方向さえわかっていれば焦らないし、他人と比べないし、やるべき事が明確になり、なにより満足感がある。
そしてそんな自分を支えてくれるまわりのみんなにはほんと感謝です。今年も一年ありがとうございました。

新年さっそく、漢字をまちがえて、印刷した年賀状がとどくと思いますので笑ってください。
お客さんの年賀状じゃなくて自分の年賀状でほんとよかった。

「新年」が「信念」に!信念のお祝いって、、、?


2011-12-30

Logo for FUJII Accounting Firm

Logo and card design for Fujii Accounting firm

藤井信行会計事務所さんからの依頼でロゴと名刺、封筒などのオフィスセットトータルデザインでした。仕事柄一番に「信頼性」がきますが、信頼性をだしつつも、どこかにセンスを感じるものをとのオーダー。藤井氏はすごくプロフェッショナルで自身の信念をきちんともっていて、彼のお客様もハイエンドな方がおおいいので、名刺の紙選びから、印刷方法まできちんと「静かな主張」ができるようにして制作しました。名刺は厚めの肌触りの良い質感の紙にロゴ部分を透明型押しして、透明つやありインクで立体感をだしました。
ロゴの依頼にかんして藤井さんからは蓮をできればモチーフにしてほしいとのこと。
あまりにも「蓮」にするとヨガスタジオっぽくなってしまうので、コンセプトと合わせてこんな形にしました。
制作コンセプトは、ーーーーーーー
蓮の花びらをモティーフとし、3枚の花びらをリズミカルに並べて、成長し起き上がって行く(花を開かせる)様を表現。3という数字は非常に根源的な数字で東洋学的な数字であり、3sides to everystory(あなたからみたもの、わたしからみたもの、そして真実)等あげればきりがないが、物事の根本を築く定理の原則がたいてい3つある事から成長の基盤となりやすいよう3枚の花びらとした。またそれぞれの花びらが□のなかに収まらずに外に飛出してひらいているのは誰にでも開かれた広いコミュニケーションを示唆している。そしてこの花びらの並びは代表の藤井信幸氏のNでもある。
ーーーーーーーーーーーー

何年も前に制作したロゴ。シンプルだからこそフォルムを削り出すのに何枚もスケッチを重ねただけあって、派手さはないが、いまだに気にいっていただけてるみたいです。ありがとうございます。

2011-12-29

Boxing globe


custom painted boxing globe

スパーリング用の14ozグローブ。これに染めQでペイント。これを作ったのはもう何年も前でそれから数えきれないくらいのパンチをしてるが、ペイントは未だに剥がれていない。すごいな染めQ。染めQさんとなんどかお仕事をご一緒させてもらったが、ここの会長はほんとに素敵で言う事がいちいちかっこ良く尊敬してます。染めQのホームページのトップに会長名言集がのっているので是非。そしてこの会社訪れた人はわかると思いますが、「ほんとに来てよかった」と訪れた人すべてが思うような社員の対応です。

そして、このグローブ結構古くなったので、マガでいつも水曜日練習をいっしょにしてる出口君にプレゼント。
きのうの夜は、今年最後の練習ということもあり、練習が終わったあと、でぐっちーとボクシングルールで超ロング10分間スパーリング。自分の作ったこのグローブにパンチを何回ももらいました。でぐっちーは小学校から空手をやってるだけあって、ガッツあります。パンチをいくら食らっても下がらない。口の周りが血だらけになってるのに下がらない。今年最後の練習にふさわしい締めでした。ありがとう。


そういえば前の前の日の夜はクラヴマガのみんなで恒例忘年会&ボーリング大会。なつかしの恵比寿組と青山で一緒に最近練習してる人たちも。ほんとみんないい意味でくだらなくて楽しい。しょうもない事に熱中できてそれを共有できる贅沢。下は大学生のでぐっちー君、上は44歳のcheekまで幅広い年齢層で仕事とかも関係なく楽しみました。

大学生とか若い人に出会うたびに僕はオヤジくさく言ってます。もちろん、でぐっちーにも言いました。
「若いうちに遊んでおけ」とか「いいなー若くて」とか「いまのうちに楽しんでおけ、大人になったら大変だから」とか、、、そういうこと言う大人のいうことは絶対に聞くなと。無視しろ。と。
なぜなら、そんな人たちの言うことをきちんと聞いったって、彼らのようにしかなれないから。
「若いときしか遊べなかった」系大人。

僕が学生のときも「若くていいなー」とか「若くいうちに遊んでおけ」とか偉そうなことを言ってくる大人が沢山いました。当時の僕は生意気で馬鹿だったので、
「なにを偉そうにこの人たちは言ってるんだろう? 若いうちしか遊べないって?絶対にそんなのやだね。」と心から思い。年とっても絶対に遊ぶし、行きたいところ行くし、お前らみたいに若い奴ら捕まえて「いいなー若くて」みたいなこという大人にだけはならないと心に誓いました。どんな大人になりたいかはあまりわからなかったけど、どんな大人になりたくないかは結構おかげさまではっきりしました。
で、何をしたかと言うと。「若いときに遊んでおけ」と言っちゃう大人のアドバイスのすべて逆をしました。だって、そんな人の言うこと守ったって、マックスよくてその人くらいにしかならないから。なので、すごい勉強してすごく働いて、すごくトレーニングして、そしてすごく遊んだ。興味をもったことはとことん勉強したり、(いまと違ってネットがなかったからわかんないことは調べ甲斐があったなー)大学1年の時から個展ひらいたり、勝手にポートフォリオつくって出版社まわってイラストの仕事もらったり。英語も帰国子女でも留学経験もないのにがんばって通訳のバイトが出来るようになるまでがんばったり。いま振り返ると笑っちゃいますが、当時は真剣です。真剣に言われたことの逆張り。
大人になってもきちんと遊べるように、しょうもないことに熱中できるように。

そんな努力がみのって、地位も権力も財産もなにもないけど毎日が楽しい大人になれました。
ふと思ったけど、地位と権力と財産があったらもっと楽しいのかな?
まあいいです。今がある。その事に感謝。













2011-12-28

Solo Inc.

Logo design for Solo Inc.

2日連続ロゴの紹介だったので、今日もロゴです。これからしばらくロゴシリーズにしようかと思います。これはPNG関連でいつもお世話になっている山田さんが設立したソロ社のロゴ。彼はPNGの仕事の他に、バリにあるAlila リゾートの仕事もやっておりSolo社はそれらを統括する法人。ちなみにバリのAlila Mangis,偶然にも山田さんと知り合うまえに行ってました。素敵なところですのでおすすめです。

ロゴの制作依頼は法人/個人を問わずたくさん頂く仕事の一つですが、いつもその人/団体のフィロソフィーをシンプルに表すよう心がけてます。最初パッと見はシンプルで物足りなくても、長い間見て愛着がわいてくるようなもの。意外とパッとみて気にいるものは時間が経つと飽きてしまったりすることもあります。だけど一目でその人や会社の雰囲気がつたわるようにもしないといけないですし。そこが難しくまた作っていて面白いところ。たいていロゴの依頼をいただくときは名刺や封筒、ウェブサイトなども一緒に制作することがおおいいのですが、その団体や人の顔となるものですので、いつも理念や将来像をきちんとヒアリングしたり観察し、理解した上で、具現化するようにしてます。




2011-12-27

SKP Logo Papua Newguinea



Logo for Surfing kids programme  by Papua Newguinea Tourism Authority


パプアニューギニア政府観光局からの依頼で制作したサーフィンキッズプログラムのロゴです。
コンセプトはここに載せてます。

もうーいーくつ寝ーるーと〜  パプアニューギニア!
来年もさっそく1月末に行ってきます。今回はしんぺいプログループと一緒に。またあの誰もいないジャングルのなかでサーフィンして、大自然に囲まれて、ほんとの意味で豊な地元の人たちと一緒に過ごす。僕にとっては最高のインスピレーション充電トリップです。いろんな人にあって、PNGの話をするとかならずみんな「いいなー俺も行きたいなー」と言ってくれますが、不思議と実際に誘うとあまり一緒に行く人はいませんね。今回もメンバーに空きがでたので、興味を持ちそうな友人たち10人くらいに声をかけたのですが、「1ヶ月前だから無理だよ。」という返答がほとんど。実はみんなほんとはそんなに行きたくないのでしょうね。「すごく行きたいんだけど〜」って皆言いますが。だって、例えばアンジェリーナ・ジョリーの大ファンが来週アンジーとデートできるよって言われたら上司を殴ってでも会社休んで行くと思います。まあ、極端な例ですが、「行きたい」「なにかしたい」っていうのはそういう事だと思います。まあ社交辞令で世の大人たちは「行きたいねー」でその場の会話を繋いでるのでしょうが。

ちなみに僕が初めてPNG政府観光局の山田さんに会って、3週間後だけど、パプアニューギニアに一緒にいかないか?とその場で誘われたときは即決しました。「政府観光局の人と一緒にジャングルの奥地にいって、外国人がまだサーフィンしたことのないところに行く。」そんなチャンスがいったい一生に何回きますか?「育三みたいに自分で仕事してるからいけるんだよ」という人がたまにいますが、その通りです。その突然来たチャンスをつかめるように普段からコンディションを整えてるのです。「行きたいけど行けない」系の人はたとえ自分で仕事やってても行かないと思います。行きたかったら行く、それだけのシンプルな事です。

齋藤君なんかは僕の性格をばっちり知っているので、どっか行かない?って誘ってもはっきり行けないときは即答「行かない」。「行きたいけど忙しいので」とかは言わない。いいなー。僕も見習って、誘われたりしても「行きたいけど〜できない」っていうときは、「行かない」と言うようにしてます。考えてみると、「行きたいけど、普段のルーティーンを犠牲にしてまでは行きたくない」イコール「そんなに行きたくない。」行きたいところがあれば行くし、やりたかいことがあったらどんなことがあってもやりますから。

そして、行った先々でいろんな素敵な人に巡り会えます。パプアニューギニアで出会ったアンディーもその一人。アンディーのこのロングインタビューに彼の信念と情熱が凝縮されてます。彼の活動は世界中の観光業によい変化をもたらすものでは?観光業だけではなく全てのビジネスを行う人にヒントとなる、「根源的なことだけど忘れてはいけないこと」もたくさん彼の話のなかにあります。そんなアンディーのドキュメント映像を作りたいと最近思ってます。企画書にまとめていろんなところをあたってみようかな。作りたいから。











Keep paddling

Logo designed for Takuji Araki. 

荒木汰久治のために作ったロゴ。
中心の星は信念、目標、スターナビゲーション(伝統)のシンボル。その星に向かってひたすら強く漕ぐ鷲。自分のパドルした小さな流れが、同じ信念の仲間達も加わり大きな流れとなり、流れが力に、力が翼に。それらがまた自分のパドルする力に加わるポジティブな循環を表現したマーク。黒い部分は羽ばたく羽、白い部分はそれを包み込む手のひら。
「自分が信念をもって日々漕ぐ小さなパドルがやがて大きな力となり、さらに自分と仲間達を目標に進ませる力となる」

ジェリーロペスが言ってますkeep paddling。「漕ぎ続けろ」と。汰久治さんもよく言ってます。僕はアーティストなので実際に行為としてのパドルを日々してるわけではないのですが、この言葉すごく共鳴でき大切にしてます。何かを表現する/造ることは日々の鍛錬が非常に大切になってきます。考える、そしてそれを表現するために技術を磨く。それが僕にとっての「漕ぐ」こと。地味で、すこしづつしか進まないところもパドリングと似てます。

なによりも汰久治さんのこの言葉に重みを感じるのは、彼がモロカイレースで何時間もモロカイからオアフへ向けてパドルする背中を見ていたから。5時間の間ずっと。(撮影してたので当たり前ですが。)その背中にはその日をピークに残りの一年364日を組みたて、毎年その日に照準を合わせるために毎日を積み重ねてきた信念が宿ってました。Keep paddlingを全身で無言だけどはっきりと表してました。汰久治さんは自分の言葉を行動で実証します。そんなかれから「育三さん、僕にロゴを作ってください」と言われた瞬間アドレナリンがどーんとでましたね。汰久治さんの信念とポジティブなエネルギーを僕なりに形にしたのがこのパドリングイーグル。

僕の周りには幸せなことに有言実行系の人が沢山いて、ものすごい刺激になりますね。ありがたいことです。







2011-12-24

Custom painted H1 pick up


 Hummer H1 pick up  custom painted .designed by Ikuzo Fujimura, painted by Masakazu Iwasaki (Candy Art)


 Hummer H1 pick up  custom painted .designed by Ikuzo Fujimura, painted by Masakazu Iwasaki (Candy Art)


 Hummer H1 pick up  custom painted .designed by Ikuzo Fujimura, painted by Masakazu Iwasaki (Candy Art)

最高な仕事でした。何日か前に紹介したデザイン画がこうやって実際に仕上がりました。しかもエアブラシ界最高峰の職人岩崎氏の手によって。いろんなメカが詰まっているしかも奥行きのある図案。どこから見ても立体的に辻褄があうように図案を考えるのは大変でしたが、それを実際にペイントする岩崎さんはもっと大変だったと思います。
運転席の屋根にはロケットエンジン、そして後ろ側にはブースターとごっついH1が宇宙まで飛んで行けるようなパワフルなグラフィックにしました。いろんなロケットや人工衛星の写真集や資料を見ながら、すごいパーツを組み合わせて架空のエンジンルームを何枚もスケッチして最終こんなレイアウトにしました。もちろん専門家がみたらあり得ない配置だとは思うのですが。ミレニアムファルコン号の部品もちょっと入ってます。ハマー一台まるまるキャンバスにできた夢のような仕事でした。オーナー様、ハマージャパン様、そして施行していただいた岩崎さん、感謝です。ありがとうございました。





2011-12-22

KMJ - E

Good - old - days members from Krav Maga Japan Ebisu

いやー昨日のマガの練習は最高に面白かった。昔の恵比寿時代のコアなメンツで人数も少なかったし。さらに3〜4年ぶりにCheekが参上。右から、しばちん、西山インストラクター、cheek。Cheekは以前MTVで働いてるときに日本にすんでおり、まだマガの青山ジムがなくて、恵比寿の仮スペースで練習していたころよく一緒に練習してました。体重もほぼ同じだし、仲もよかったので一緒によくスパーリングしてました。

何年前かな〜。お互い仕事(僕は通訳、彼はMTV)でフジロックに行く当日、その日の午前中にファイティングクラスにでてスパーリングでおもいっきりやりあって2人ともぼろぼろになって、そのまま苗場へ直行。その夜、苗場でお互いのひどい顔を見て笑い合ってたのを昨日のことのように覚えてますね。Cheekは日本を離れた後もムエタイ、MMA,ボクシングといろんな格闘技を練習してたようで、膝をこわしてしまったらしいです。いったいどんな44歳だ?

なので、きのうは練習後Cheekとしばちんと3人でキックなしのボクシングルールでライトスパー大会。cheekとは盛り上がって6分間も撃ち合ってました。その様子をしばちんがiPhoneで撮影してたので、そのままみんなで飯を食いにいって
、その映像をみながら、きゃっきゃ言いながら男子会。「このフックきれいにはいったねー」とかいいながら。

僕が、格闘技をやっているのは(なんちゃってですが)集中力の鍛錬のため。集中しないと相手のパンチや蹴りをくらう。普通に生活してるとなかなかそういう状況はないものです。そうやって鍛錬した集中力は仕事や遊びにもすごく役にたちます。絵を描いたりデザインしたりの物作りにも瞬発的な集中力って意外と必要なのです。
大学のころ、故アンディーフグに憧れて単純な僕は空手を始め、それからキックボクシング等も通ったりしてましたが、最近はクラヴマガです。気がつくと通い始めて6年くらい経ってます。


おまけ。
マガ青山支部がないころ、恵比寿の仮スタジオにて。確か恵比寿ジムでの最後の練習のあととった写真。
しばちん、よくこの写真撮って、しかもちゃんと保存してくれてました。ありがとう!このフローリングの板で受け身とか投げとかグランドとか今思うとよくやってましたね。(いま気がついたけど、僕同じT-シャツ着てる!)
この頃は今よりも練習もインストラクターもハードコアで、より緊張感があって楽しかった。いまでこそ教える人も優しく和気あいあいとした練習風景がよく見られるけど、この当時は練習中は「わきあいあい」とか「笑顔」とか無縁でした。まあ道場だと練習中はそれが当然ですが。
今の和気あいあいも好きですが、僕は当時の雰囲気のほうが好きでした。
それにしても長い間練習を見てくれてる先生方、練習一緒にしてくれてるメンバーたち、ほんとにありがとうございます。おかげでいまだに楽しく週2回きっちり練習できてます。来年もよろしくおねがいします。キダッ。









custom painted Hummer H1

custom graphic paint design for H1 2009

これはハマージャパンのお客様で、僕のデザインしたジーマハマー号のグラフィックを気にいってもらえ、ご自身のH1にも似たようなメカメカしいグラフィックをとご依頼いただいた案件でした。実際のペイントはテレビチャンピオンでも優勝したことのあるエアブラシの鬼才、Candy Artの岩崎さん。この案件はどこが実際に施行してくれるかが非常に大切だったので、いろいろなカスタムペイント屋さんやエアブラシ職人、に問い合わせ、実績やお見積もりを総合的に判断して岩崎さんにお願いする事になったのです。不思議なもので実際に本人にお会いする前から電話やメールのやりとりにてこの人かなっていう予感はありました。いままでも多様な仕事をいろんな職人さんに発注してきましたが、たいてい会った瞬間に「この人!」ってピンと来ます。そしてそういう人はやはりすごくいい仕事をしてくれます。岩崎さんもこの案件を機にいまもおつきあいさせて頂いてます。一番笑ったのが僕がバリに行くときに成田空港でエアチケットに不備があったので、航空会社から空港内アナウンスで「ふじむら〜いくぞうさま〜何番カウンターまでおこしください」。その瞬間岩崎さんから電話があって、「いま成田空港にいるでしょう」って。彼も成田空港にいました。そしてさらに、偶然同じ飛行機でバリに行ってきました。このカスタムペイントされたH1途中経過は岩崎さんのガレージで見てたのですが、完成後
速攻納品されることになり、実物の写真を撮れなかったのが悔やまれます。こんど岩崎さんに完成写真を頼んでそれを紹介します。












2011-12-20

One more time

Daft punk 

2003年くらいに撮ったダフトパンクの写真。one more time~~と流れると必ずフロアーはどっかーんと沸き上がりました。この時期はいろんなアーティストに撮影を通して触れることのできる気機会が沢山あり面白かったです。ハードディスクの中の年末整理をしてたらこの頃撮った写真が沢山出てきました。
意外と僕は整理整頓好き。きれい好きかというとそうでもない。衛生的に汚いのはあまり気になりません。が、書類やデータ、絵の具、筆、道具などはすごく整理整頓されてないと異様に気になります。書類は必ずプロジェクトごとにファイリングし、クライアントごとにボックスにいれてあり、絵の具や塗料も、寒色系、暖色系にわけてさらにその中でも明るさ順に並べてたり。やりだしたら止まらないのでちょっとした引き出しの整理が大掃除に発展することも多々あります。何事も「止まらないスイッチ」が入りやすい性格ですから。いらなくなった書類や終わったプロジェクトのデータはさくっと削除。前はもしかしたら使うかもとか思ってとっていたのですが、ほぼ使いません。なるべくシンプルを心がけています。

なので、デスクの上も作業中もすっきりしています。が、きのうの夜から、なんか作業していてスケッチブックや机にチョコレートがついている。と思っていたら肘からでていた自分の血でした。冬になって空気が乾燥して肌が切れやすくなってるでしょうね。きのう、サンドバックを叩いてるときにワンツー左フックから右肘のコンビネーションをランニングハイじゃなくてパンチングハイになるまでやっていたら右肘が乾燥してたので切れてしまってました。
これもやり出したら止まらないスイッチでした。










2011-12-19

PAX Creation envelope



PAX Creation envelope

弊社の封筒。A3を三つ折りにして入る洋長3というサイズ。これで請求書を送ったりしているので、取引先の方々には見覚えがあるかと思います。この写真はサイパンにいったときに撮ったもの。その写真に弊社のロゴをフォトショップで合成しました。将来の仕事場はこんなかんじがいいなという願いを込めて作った封筒。封筒なのに、切手をどこに貼るとか、住所を書いても見づらいとか根本的な機能は一切考えてません。いいんです。夢が入ってますから。

いつも夢や目標はノートにリストにして書いたり、理想に近い写真を目のつくところに貼ったり、自分の会社のグッズに落とし込んだりととにかくやりたい事を目に触れるようにしておいてます。昔からこれをやっているのですが、気がつくと結構、その目標や希望がかなっています。というか、かなえてるというか。やりたい事をリスト化やビジュアル化して目のつくところのにおく事により、自分のやりたい事を常に意識でき、なにがいまの自分に必要かの選択、判断がつきやすくなり、それに対するアンテナがちゃんと作動するようになるのでしょうか。

I know what I want .なにを欲しいかわからない人は何を得ればいいかわからないのですから、当たり前ですが手にはいりません。下手すると手に入ってるのに気がつかなかったり。リンゴかほしいのかイチゴがほしいのかわかんない人は八百屋にいってもいろんなものを手にとって沢山買っちゃう。
リンゴが欲しい!とわかってる人はまっすぐリンゴのところに行ってかごに入れて、はいミッション終了。

きのうは珍しく、2時過ぎまで外で遊んでました。お世話になっている中澤先生の医療法人誠翔会の忘年会がきのうの夜ニューオータニの鳳凰の間で盛大に行われ、150人くらいの各界の大御所達が招待されるなか、ちょっと場違いな僕と眞理子もご招待いただき、楽しんできました。医療法人の忘年会とは思えないほど、エンターテイメント性にすぐれ、舞台美術に詳しい先生の企画だけあって出し物やショートフィルムはどれも最高。そして先生の企画を実行する社員の皆様のチームワーク。法人としての信念と行動力。見習うべきことが満載でどれをとってもすごく勉強になり、楽しい時間でした。もちろん料理も最高です。笑いと感動のなかあっという間にパーティーはおわり、そして、2次会にも誘っていただきさらに皆さんの面白いお話を聞けて夜中過ぎまで笑っていました。皆様本当におつかれさまでした&ありがとうございました。今年も間違いなくベスト忘年会オブザイヤーでした。普段お世話になっている人を全員集めて心から楽しませる忘年会。いつかそんな忘年会を開きたいものです。僕のリンゴがまた一つ増えました。

2011-12-17

Yacht "geronimo"

graphic for main sail 


取引先の株式会社エンターテイメントボウル社長の平山さんに誘われて、これまた取引先の有限会社エイブルビーンの池澤さんと赤岩さんと去年4人共同で買ったヨット。逗子マリーナに保管してます。4人で係留代を割るので維持するのも楽でいいです。平山さんは長年ヨットをやってるのでいろいろとおしえてくれて、おかげさまで購入後すぐに一人で操船できるように。今年も沢山セーリングしました。ヨットで波にのるのも楽しいです。11月末のマリーナ主催のレースに参加するのを楽しみにしてたのですが、マリーナ改装のため今年はなかったようです。残念。で、レースまえにせっかくなのでヨットになんとか号って名前をつけて船体にカッティングシートで貼ろう。名前はGERONIMO号と。そして船体のこのへんにこんな自体でマーキングして、、、
そうおもってちょっと始めると気がつくとメインセールこんなふうに特注でつくったらかっこいいだろうなーとついつい
妄想がふくらみここまで作っちゃいました。いったいこんなセール作るといくらかかるんだろう。こういう事始めると止まらないんですよね。とくに締め切り前は。
そういえば今年夏の終に一人でセーリングしていたとき。マストをささえるフォアステイが切れてマストが倒れてしまって帰港するのが大変でした。倒れたセールでなんとかのこりのサイドステーが切れないようにそーーっと風をひろって、ゆっくりと。

これはきのうアップしたと思ったのですが、なぜか下書き保存になってました。。

New years card PAX2006



PAX Creation 2006 new years card

たしかこのグラフィックはもともとはジーマに提案して没になったもの。もちろん犬の中のパックスのロゴはジーマのロゴ。だいたいいつも3パターンくらい大まかに提案するのです。通らないだろうけど遊んだ感じの自分的に一押し案、要点を押さえてるけどホンのちょっとだけトガった案と無難な案。まあたいていは2番目か3番目の案が採用されます。没になったこの犬は結構気に入ってたので、リメイクして弊社の年賀状にしました。


今日はひさびさにCDを買った。最近はもっぱらiTunesでアルバムや曲を買っていたので。Underworldのベスト版A collection。彼らの20年間の代表曲がずらりそろっている。しかも別バージョンで。夜遊びがまだ楽しくてしょうがなかったころ、sugar highというbar/clubをまかされていたので夜遊びが日常だった当時、クラブでよく聞いていた曲たちが詰まっています。とくに名曲Born Slippy。この曲を軸にアルバムを通しで聞けます。各曲をじっくりあじわいつつ20年間を早送りダイジェストで見てるように楽しめるアルバム。
そしてBorn Slippy といえばトレインスポッティング。
はやいものでトレインスポッティングから15年。原作とおなじくらい面白い数少ない映画。
よく考えたらあの映画は奇跡のような組み合わせ。原作は僕のだいすきなアーヴィン・ウェルシュ。サントラは全曲最初から最後まですごいラインナップ。監督は当時勢いがマックス状態だったダニー・ボイル。そして、名優ロバート・カーライルと当時でてきたばっかりのユアンマクレガー。"choose a life , choose a job , choose future,,,"で幕をあけスピード感あふれる展開のまま一気にラストまで駆け抜ける。最初に見終わったときは、あまりのすごさとしょうもなさに愕然としました。脱力感とともに自分を全肯定したくなる不思議な後味。レザボアドッグスと同じくらいの衝撃。あれから15年。たくさんのchoiceの集大成で今の自分がいるわけですが、そのときそのときの当時の自分にできるベストを尽くしてきたので、まあ満足のいく選択をしてきたのではないかと。でもよく考えたらトレインスポッティングを見て衝撃を受けた頃の自分と根本は変わっていないですね。
そうだこの映画年末にもう一度見返してみよう。

















2011-12-15

New years card PAX2007


graphic for Pax creation new year's card 2007

2007年イノシシの年の弊社の年賀状図柄。たしかこの年はこのデザインでマグカップを作ってお歳暮に取引先に配りました。もうそろそろパックスの年賀状のデザインしないと。。

今年の正月にアップルストアーで衝動買いしたiRig.なんと買ったことを忘れて、さきほど引き出しの中に発見。なにも得してないのに得した気分で早速使ってみました。
iRigって何かというと、ギターをiPhoneに繋ぐプラグです。
箱からiRig をわくわくしながら出して、愛用のフェンダーストラトを繋ぐ。そして、AmpliTubeという無料のアプリをダウンロード。このアプリはアンプとエフェクター、レコーダー、チューナーが全て入ったギタリストにとって夢のようなアプリでした。前からあるのらしいのですが今頃知って使って感動です。これが無料なんだ!と感動してるとやっぱり、オーバードライブやコーラスなどのエフェクターは有料。それでも250円とかですが。3個くらいエフェクターを購入し、それからしばらくギターをiPhoneに繋いで久しぶりに弾きまくってました。一人で家で楽しんだり練習するぶんにはもう十分すぎるスペック。ほんとに進歩ってすごいですね。昔はエフェクターを何個も繋いでそして、録音するのもカセットテープをつかった4トラックレコーダー。A面のステレオとB面のステレオをつかった4トラック。そしておっきな場所をとるミキサー。9v電池でうごくチューナー。それが全部iPhone一台ですんでしまう。。さすがにライブで使えるレベルではないですが、そのうちにプロレベルの音質になってレコーディングやライブで使えるようになるかも。そんなこんなでiPhoneにギターをつないでオーバードライブでひずませたり、クリーントーンでアコースティックの曲をひいたり遊んでるうちにふと、そうだ音楽を流してそれに合わせて弾いて遊べる!と思い、曲をプレイしようとするとアプリが終了。曲をながしながらアプリ起動、2つ同時はいまのところ無理でした。それでも楽しい。しばらくこれにはまって遊んでそうです。
















2011-12-14

New years card PAX2009

graphic for pax creation new years card 2009

ようやく、年賀状ラッシュが落ち着いてきて、こんどは納品ラッシュ。検品して宛先に注意してまちがわないように配送。これからやっと弊社の年賀状のデザインです。
今日は昔僕のアシスタントをやっていたマサと昼飯。久々に会う彼はいい意味で変わらず、相変わらずがんばってました。いま働いている会社を辞めていよいよ独立するそうです。あうたびに立派になっていきます。
彼はいままでのアシスタントのなかでも一番根性があったのでなにをやっても大丈夫でしょう。彼がうちで働いてた頃を振り返ると、ほんとよくやってくれたと思いますね。ありがとう。ほんとに感謝。当時は会社っていうより道場だったかも。根性論70%美術論20%のこりの10%が純粋な不純物。。。僕も日々必死にもがいてましたから。いまの20代前半の人だったら3日でギブアップでしょう。そんなマサが活躍しているのを聞くと自分のことのように嬉しい。当時、僕がすくないながら伝授したノウハウや理論が彼のこれからに役立つことを切に願います。欲をいうと、デッサンをあと一年くらい教えたかったなー。最近のデザイナーとかクリエイターってデッサン力がないので、逆にその力があると頭一つ分抜きんでれるので。デッサン力=物の本質を見る力。表現の基礎だと思います。仕事でもデッサンする対象物が「石膏像や静物」から「クライアントの要望やターゲットマーケットの嗜好」に変わるだけですし。
なんにしてもマサ、真剣に命をかけるくらいの勢いで遊んでください。そこからいい仕事が生まれるとおもいます。
どっちみち彼は人を大切にするし、まっすぐなので問題ないでしょうが。

今日は水曜の夜なので、これからマガの打撃クラス。練習してきます。

2011-12-13

New years card PAX2010



graphic for Pax Creation 2010 New year's card

昨日に引き続き過去の弊社の年賀状デザインです。2010年はこの図柄でした。黒い部分を透明ニスで緑の紙に印刷。パッと見ただの緑の紙だけど、光によって虎が浮き上がるような年賀状にしました。
きのうの夜は、嚴と一緒に川崎のやまじんへジンギスカンを食べに行ってきました。やまじんの山田社長はおなじ北海道出身ということもあり、嚴に紹介してもらってから、なにかとお世話になっております。前は銀座にもやまじんがあったので、よく行ってましたが、現在は残念ながら川崎本店のみの営業になってしまいました。常に超ウルトラポジティブ思考の山田さんと美味しいジンギスカンを食べながら、話す。笑う。そんな山田さんがこだわってる食材と食べ方を提供する店だけあって、北海道で食べていたジンギスカンよりも美味しいものが「やまじん」で食べれます。
僕も嚴も体は大きい方ですが、さらに山田さんはでかい。きのうもその大きな体格で、大きい声で、大きなアクションでいろいろとおもしろおかしく話してくれました。
まったく関係ないですが、僕の好きな小説家の一人、奥田英朗の小説のなかでも気にいっているサウスバウンド。その主人公の父親。それが僕の頭のなかでは山田さんになってました。小説を読みながら僕の頭の映像では、なぜかその主人公の父親の顔と体が山田さん。ちなみにこの小説、映画化されたそうですが、映画は見てません。いままで小説が映画化されて小説と同じかそれ以上に面白かったと感じたのは、「ガープの世界」と「スモーク」くらいです。個人的に。でも「スモーク」はよく考えたら作者であるポールオースターが脚本を映画のために新たに書き下ろしたので「小説を映画化」には当てはまらないかも。原作を超える映像化というのはすごい難しいですね。これまた話がそれますが、ポールオースターの小説を訳している柴田元幸氏さんは原作の持っている雰囲気をそのまま日本語で表現してます。すごいです。たまに本屋で著者をしらなくても柴田さんが訳してる本だからおもしろいだろう、とジャケ買いではなく、訳者買いすることもあるくらいです。

2011-12-12

New years card PAX2011




Pax Creation 2011 new year's card

2011年の弊社の年賀状。厚紙にベージュ部分を金箔にして印刷しました。毎年10月後半から今くらいの時期にかけて年賀状&クリスマスカードラッシュです。ありがたい事に弊社の取引先は、ほぼ皆さん年賀状のデザインも発注してくれます。
おかげさまで干支の動物は何も見なくてもいろんなパターンを描けます。去年もウサギだけで何羽スケッチをおこした事でしょう。シルエットウサギ、かわいいウサギ、シュールなウサギ、かっこいいウサギ、トライバルウサギ、、、。
そして、年が開けると納品した年賀状がそれぞれの取引先から送られてきて、仕事関係でいただく年賀状はほぼ自分がデザインしたもの、という非常に幸せな状態です。年末に生み出した自分の子供達が年が開けたら帰ってきました。みたいな感じです。

年賀状に限らず、アイデアに煮詰まったときはなるべく、他ジャンルからインスピレーションやヒントを得るようにしてます。グラフィックのアイデアは他のグラフィック系の資料を参考にしてもたかがしれているので、例えば建築関係の本をみたり、料理関係とかおもいっきり他のジャンルを見たりして、一人ブレストしたりしてます。そんなわけで、なるべく多くの表現者の作品を普段から機会があれば能動的に見るようにしてます。
昨日の夜もそんなわけで、いつもお世話になっている中澤先生夫妻に連れられてスパイラルで行われているDAZZLEの公演を見てきましたが、最高でした。「すべてのカテゴリーに属し、属さない曖昧な眩しさ」をスローガンに揚げ、比類ない世界観を持ち、独創性に富んだ作品を生み出し続けるダンスカンパニー。という彼らの説明どおりのカンパニーでした。舞台の奥行きのある使い方、ストーリーの紡ぎ方、緩急と静動のコントラスト、立体的に魅せダンスに深みをだす照明と音響、もちろん個々のダンスと全体としての動き。どれをとってもスタンディングオベーション級。非常に刺激になり、勉強になりました。舞台というキャンバスでダンスという絵の具を使ってこれだけ自由に表現できるのかと。メッセージをダンスを通じて伝えるために、既成概念をひとつずつ吟味して壊してはまた構築していく。しかも楽しみながら。その集大成のような舞台でした。また公演があったら是非行こうと思ってます。また一つ素敵なものを見つけれたことに感謝。











2011-12-11

Hokkaido


full moon in sapporo

用事があって、北海道に行ったので、ついでに故郷の野幌にも行ってみた。ひさしぶりに訪れたところ、なんと駅が自動改札になってるし、建物も立派になっていた。スーパーも沢山できていたし。さらにふと思いついて通った大麻西小学校にも行ってみる。(大麻とかいておおあさと読みます。)お約束通り、大きかった校舎がすごく小さく見えました。札幌駅のまわりもずいぶんかわって、駅ビルと隣接されて何とかタワーとかが立ってました。この写真はそのタワーの展望台から、撮った満月。この何時間後に皆既月食が始まります。皆既月食は東京に帰ってきて見ましたが。
それにしても、北海道は何食べても美味しい。しばらく離れていて忘れていました。晩ご飯を食べてホテルに帰る途中、仕事中だった幼なじみのムキマン(本名、中川基)を呼んで眞理子と3人でお茶しました。眞理子は前からムキマンに会いたがっていたので大喜び。歯茎がむきだして、キモイ顔してるからムキマン。
そんなものです、小さいときにつけるあだ名なんて。で、ムキマンはあいかわらず、37歳になってもムキマン。25年間そうよばれてますから。そんなムキマンも今は繁華街のど真ん中にある、MOLEというクラブの立派な経営者で、きのうの夜もファッションショーが開催されてる中抜け出してくれました。顔はキモイけど、心はあったかく、一緒にいて楽しいムキマン。やっぱり旧友との再会は楽しい。前も書いたかもしれないけど、ひさしぶりに会って楽しい古い友達は、意外とあまり昔話をしない。(そりゃちょっとはしますが。)これから何をするか。何をしたいかを話ます。常に「今」を大切にし、前を見ている証拠ですね。ムキマンもそうでした。で、最後に北海道を離れすぎていて、どこが美味しいラーメン屋とかわからない僕にいろいろと美味しい店を教えてもらいました。ありがとう。




2011-12-08

T-shirt for 三宅島「遊」

graphic for Miyakejima "YU" T-shirt

三宅島エコライドっていう2008,2009,2010年と3年間やっていた三宅島復興の自転車のイベントに3年連続、共同経営者の佐藤と一緒に出てました。タイムを競う訳ではなく、みんなで三宅島をチャリでゆっくり走ろうっていうゆる〜いイベントなので楽しいです。2010年は社員の阿部もさそってプチ社員旅行でした。結局三宅島をチャリで何週したかわかんないほど合計乗ってます。雄山もヒルクライムしました。
三宅島トリップでも沢山の人と出会えましたが、民宿「遊」の親父さん(寺沢さん)が最高に面白かったです。雨がふると親父さんのところにコーヒー飲みにいって彼のいろんな話を、彼が作った民宿のテラスで聞く。もともと都内出身の親父さんは、いろんな仕事をしてきたみたいですが、基本物作りの人。アイデアを形にするのが、すごいうまいです。彼の民宿もそんな親父さんのアイデアで満載。風呂場とかすごいです。かれはもう、全てにおいて遊び心満載。というか真剣に遊んでます。やっぱり仕事が出来る人は、遊びも真剣に楽しんでるんだな、と。とにかく三宅島に行く人には是非おすすめの宿です。「遊」に泊まってMahanaのガイドで三宅島特有の自然を楽しむ。ゴールデンコース。
ドルフィンスイムのことや、海カメを見れるポイントなどもいろいろと教えてくれたりします。
三宅島から漁船にのって御蔵島の近くのほうに40分くらいいくと、野性のイルカが生息するポイントがあり、去年は野性のイルカたちと一緒に泳げて感動です。ちなみにドルフィンスイムのガイドのお兄さんはプリズンブレイクのマホーンに似てました。ウミガメもいましたね。
で、そんな親父さんからT−シャツのデザインを頼まれたので、こんなのを作りました。真ん中の「遊」という字は親父さんが書いたもの。素敵な字で彼の人柄がでてます。

2011-12-06

Tazya 2 達屋2号店 施行風景






Front side of the restaurant "Tazya" where you can enjoy healthy Vegetable based food and sake. Tatsuya the owner of Tazya has opened
his first "japanese fusion cuisine "restaurant in umeda ,Osaka in 2005. and 2nd one in the otherside of umeda 2009.First one is one of those "hide-out place". The second one designed with more pop /healthy taste so that first timers can get in easily.
and here is the photo duaring the paint right before the opening.
Yesterday is 2nd anniversary for 2nd Tazya.  Please drop by when you re in this area. 


昨日に引き続き達屋2号店の紹介。さがしたのだけど、完成した後の写真がない。オープンの前日、新幹線の時間ぎりぎりまで作業をしていて、完成した写真をとらないで、帰ってきたしまったから。こんど大阪に行ったときにはばっちり完成形を撮ってきます。で、きょうはタツヤではなくツタヤ。

ぼくは本を読むのがものすごく好き。1週間に1冊〜2冊は読んでます。ほとんど小説ですが。洋の東西、古典、現代をとわず、乱読してます。出張や旅の時は、旅の準備よりも真っ先に持って行く本を買いに行きます。パッキングは当日の朝。
そしてもちろん美術誌なども好きです。車、バイク、サーフィン関連の雑誌も好きです。なので本屋が大好きです。それも偏った本屋が。「いま当店で売れてるトップ5」にしょうもないハウツー本がほとんど占めているような本屋は苦手です。面白い本屋は家から遠いところがおおいいので、仕事のリサーチや、息抜きにもっぱら利用しているのが、六本木ヒルズのツタヤ。スタバのコーヒーを飲みながらゆっくりデザインや建築関連、美術書などを見れるので一番のお気に入りの場所でした。
きのうまでは。
六本木ツタヤも車でさくっと行けて近いですが、もっと近い代官山にもっと大きいツタヤの本屋がきのうオープンしたので、早速、真夜中に眞理子と見に行ってきました。正式名称はDAIKANYAMA T-SITEというらしいですが、ツタヤはツタヤ。広い売り場に、美術、写真、デザイン関連の本はもちろん、音楽、映画、旅をコンセプトにものすごい豊富な本がそろっています。もう嬉しくて嬉しくて。しかも駐車場もたくさん。夜も2時まで営業。きのうは12時頃にいったので閉まってましたが、カメラ屋さんも併設されてるみたいです。本、音楽、映画、旅、写真、コーヒー、レストラン、自分の好きな物がこれだけたくさん詰まった店が家の近くにできると、嬉しくてしばらく通ってしまいそうです。

ちなみに僕の究極の夢のデパート。1F本屋、2FCD&DVD屋、3Fトレーニングジム、4Fサーフショップ、5Fジープ専門店、6F画材屋、7Fカメラ屋、8Fアップルストアー、9Fホームセンター、10Fプラモデル屋、11Fグルメバーガー専門レストラン街、、、、まだなにか忘れているような気がしますが、、
こんなデパートがあったら、いいなー。一度入ったら出て来れなそう。

2011-12-05

Tazya 2 達屋2号店 2周年

graphic for Tazya 2 in Umeda ,Osaka

大阪でちょうど2年前の今日オープンした達屋の2号店。おいしい野菜の居酒屋。
ぼくはどんなにテクノロジーが発展してもやっぱり、手描きがすき。パソコンでかいた線に気持ちは入らないから。最初はいつもスケッチブックに山ほど、ドローイングを描く。そして、まあ結局スキャンしてパソコンに取り込むわけですが。PCが便利になったおかげで最近はデッサンができないデザイナーがいるとかっていう話を聞きました。すごいですね。それって、基礎体力がないボクサーみたなものでちょっと無理があると思います。


達屋は達也がやっているお店。一号店も内装、ロゴ等すべてデザインさせてもらって、2号店もやらせてもらいました。彼は、とてもこだわりのある、人望厚い、熱血漢で、あたまのいい、はげ男です。すごいいい会社でばりばり働いていたのですが、皆から引き止められるのを振り切って自分の店をやるために独立しました。「頼むから辞めてくれ」と昔、会社を首になった僕とはえらい違いですが、同い年です。
そんな熱血漢の達也が始めたのが、創作和食料理屋。そして、2店目がおいしい野菜の居酒屋。1店舗目は天井一面に天井画を描いたので、今回は壁と天井すべてに壁画をかいて店のコンセプトの世界観を構築しました。

野菜の店なのでやはりグリーンを基調に。全体のグラフィックのコンセプトとして、「縁と芽」を抽象的に表現しました。僕も彼も縁をすごく大切にしてます。それは人の縁、場所の縁、チャンスの縁。みんな人それぞれ、芽を持っています。それがどう成長するかは、チャンスをどう有効につかむか。与えられた縁をどういかすか。
チャンスは平等にみんなの目のまえにあると思います。それをつかむ勇気のない人が、つかんだ勇気のある人のことを「運がいい」とか表現しちゃいます。運でかたずけると自分に言い訳がたつからです。そして、目の前のちいさなチャンスをいちいち、自分に言い訳をしながら見逃して行くと、こんどはアンテナが鈍って目の前のチャンスすら見えなくなります。どんなちいさな事でも巡ってきたチャンスをとりあえずチャレンジする。失敗したっていいじゃない。失敗から学べるし、同じ失敗を3度しなければ。僕たち仲間はそういう共通認識があります。

話がそれちゃいましたが、そんなみんなの縁を大切にした芽が、からみあいながら成長していく。そんなコンセプトで描いたんですが、そういえば、このグラフィックのコンセプト話、達也に説明したかな?なんかし忘れたような気がします。なにはともあれ、達屋2号店はそんな思いのつまったグラフィックで壁面ぜんぶ埋まってます。梅田にいくとのある人は是非よってみてください。達屋阪急梅田店



graphic for Tazya 2 in Umeda ,Osaka






2011-12-04

Fujirock chair



アトリエにある作業用の椅子に今年デザインした、フジロック手ぬぐいをカバーにしてかけてみたら結構しっくりきました。この手ぬぐいをうまく縫って椅子カバーを作ってみようかな。この手ぬぐいを、縫い合わせて、ボクシングパンツとかつくったらかっこいいだろうなー。両足の前面にティキがくるようなかんじで。

今日は、クラヴマガでかれこれ6年くらいお世話になっている徳山先生のムエタイの試合が夕方あったので、新宿フェイスに見に行ってきました。結果は判定勝ち。さすがです。
ほかの試合も積極的に攻める選手ばかりでいい試合が多くとても見ていてよかったですね。
徳山先生はいつも打撃系のテクニカルなことを丁寧に指導してくれたり、各人のスタイルにあったパンチやキックなどをわかりやすく教えてくれます。僕もどちらかというとキックボクシング寄りのフォームなので徳山先生のアドバイスはすごい勉強になります。
それよりなによりも、インスパイアーされるのが彼のファイティングスピリッツ。僕とおなじ年なのですが、現役でプロとしてリングに立ち、さらに普段はクラヴマガで鍛錬と指導に情熱をもやしてる徳山さん。素敵ですねー。ぼくは「もう年だから、どうのこうの」という言い訳はしないようにしてるので、その生き見本のような人ですね。
いくつになっても、やりたい事を情熱をもってやる。何かを始めるのに「おそい」時はない。そのための日々のトレーニング。
クラヴマガの先生たちはみな人格的にも尊敬でき素敵な人が多いですが、徳山先生をはじめ、いまはなき恵比寿ジム時代からお世話になっている先生がたはとくに愛着を感じます。いつも練習ありがとうございます。&これからもよろしくです。

2011-12-02

Painting "untitled"

Untitled 2011 mixed media on wood panel   728x1030mm

今日は母の命日。はやいもので7年もたつ。
今の自分があるのはほんとに母のおかげですね。当たり前ですが。
本当に芯が強く、タフで、頭がよく、センスもあり、ブラックなユーモアをもつ、美しい人でした。血は繋がってませんが僕にとって一番肉親っぽい肉親。しかも母子家庭だったので、僕の人格形成も彼女によるところが大きい。ドライに論理的に思考する方法や、どうでもいいところで義理堅いところなどそっくりになりました。

成長過程でさんざん迷惑をかけたので、大人になってから、なるべく親孝行をこころがけたのですが、やっぱり、もっと出来たのではって思わずにはいられない。そう思ってもしょうがないので諦めてますが。
中学高校と「あなたは校長先生ですか?」っていうくらい、校長室からでてくる母さんをよく見てます。友達からも「おまえの母さんまた校長室に入ってったよ」とかよく言われた。まあ僕がしょうもないことをやってしまってるので、母が校長に呼ばれてしまうわけですが。そのせいもあって、大人になってからも会ったり話したりするたびに、「人に迷惑をかけてないか?」と開口一番に聞かれてました。

展覧会開催してるときとか、ちゃんとやってることを見せて安心してもらおうと、東京に何度か呼んで展覧会の会場をみせたり、仕事場を案内したときも、片っ端から僕の友人たちに会った瞬間「いつも迷惑かけてすみません」と謝ってましたね。僕のスタッフとかにまで。けっこう恥ずかしいですが、まあしょうがないです。
ほかにも、安心させようと、雑誌にイラスト載ったり、デザインした仕事が形になるたびに北海道に送ってました。
あまりきちんと見てなかったみたいだけど、、

そんな母は最後の最後までいい見本。教わることも多かった。癌になったときも「一切不自然な延命治療はするな」。私が私でなくなったときは、生きていても意味がない。変な装置をつけてまで人の世話になりたくない。と。
そんな母に育ててもらえた事が僕の最大の宝ですね。
ちいさな時から、自分で考え行動することの大切さもおしえてくれました。「自分のことは自分で支えて、他人を頼るな」まあ、ふつう小学生に言うことではないですが。いまでは感謝してます。

「天国にいる○○のために」とか「天国にいる○○が悲しむとか」そういう言い回しは子供の頃から嫌いでした。死んだらそれっきり。いなくなる。別に死に特別な意味をもたせても、美化しても、死は死。おわり。おわりがあるから今が尊い。生きてることと、生きている仲間を大切に、そして毎日を精一杯これでもかと楽しむ。いつか必ず死ぬんだから。そしてそのときに後悔しないように。友人や家族をなくした経験があるからそう思えるようになった。人って(というか僕って)そんなに賢くないので、身近な人をなくさないとなかなかそうは思えないもの。なくして初めてその価値に気づく。そうではなく、面と向かっているときにありがとうと伝えたい。そんなマインドになれたのもそういう経験を通して。なので一番身近な眞理子にはいつも感謝を伝えてます。

死んだ人が生きるとすればそれは誰かの心のなか。
いまでも、たまに僕は母の視点で考えたりします。こんなとき絶対に母さんだったらこうしろって言うんだろうなーって。しかもたいていそれって、正しい事だったりするわけで、そういう視点を持てるということは非常に幸せです。(ちなみにいつもいろんな角度で考えるときに、この人だったらどう考えるだろう?どう対処するだろう?という人が僕のなかに5人ほどいます。ロッキーバルボアとか劇中の人物も含め。)ということで、母はいまだに強く僕のなかにいて、指針となって航海を助けてくれます。感謝。







Painting "counting the growth rings of a tree,,,"



「年輪をひたすら数えていたら、年輪そのものになってしまった樹」
mixed media on wood panel 2011 728x 1030mm

最近写真展関連でずっと写真を紹介してたので、久々に絵の作品をアップします。



今日は朝からニュースが。なんと焼き肉ゆうじのゆうじさんが店を移転することに決めたそう。いままで20年以上やってきた汚い味のある店を離れる。こんどは賃貸ではなく、物件を購入ししっかりと根をはり、生涯ホルモン焼きを追求できる場所をさがし始めるそうだ。ゆうじさんの追求精神と仕事への取り組み方をみていると断然そっちのほうが、彼のスタンスにあってると周りの仲間たちは大賛成。そして、ゆうじさんが決心をしたこの日、今日は、僕たちの人生の師匠、ジェダイマスター、加藤先生が21年前彼の師匠から独立した日。ということで、夜はゆうじにみんなでお祝いをしに食べに行く事に。僕的には間違いなく日本一な焼き肉屋ゆうじ。これからも陰ながら応援してます。いつまでも最高な兄貴分でいてください。


2011-12-01

Thanks!


昨日の夜搬出を終え、無事終了しました写真展。

そして、今日は10年近くお世話になってるクアーズの社長、竹崎さんの誕生日。A little wild 時代からジーマ関連のプロモーション、ウェブ、その他沢山お仕事させてもらいました。65歳なのにばりばりの現役で外資系会社の社長です。
いつ会っても、パワーあふれる、びしっとした、声もはりのある人です。
他の人と打ち合わせしてる時もとなりの会議室で社長が何をいってるか壁越しに明確にわかるくらい声も通ります。熱く語りだすと止まらず、さらに話も聞いていてすごくためになり楽しいです。2年くらいまえ、一緒に中国に出張に行ったときは移動中、ずっと話たおしてました。僕のなかでの間違いなくPower people です。
きのうの夜、搬出作業中に彼の誕生日をおもいだし、そうだ、写真を明日プレゼントであげようと。で、さっき夕方渡してきました。
Power people にpower spotの写真をプレゼント。
竹崎さんの写真もとったらいいのできるんだろうなー。

ジーマの仕事を通していろいろと勉強させてもらいましたが、竹崎さんの口癖「これをする目的はなんだ?」がやっぱり一番。
このポスターをつくる目的は?
このグッズをつくる目的はなに?
ポスターを作ってるうちにポスターを作るのが目的になりがち。目的はブランドイメージの伝達だったり、売り上げアップだったりするわけで、その手段が「ポスターを作る事。
当たり前のことですが、やってるうちに意外と見えなくなってしまうのも事実です。
そんなときに目的意識をはっきりさせると自然と表現の方法が見えてきます。
この手段と目的をはっきりさせる癖を自分につけることができたのは竹崎さんのこの口癖のおかげ。感謝です。

ついでにもう一つ。
日本の会社と打ち合わせをしている時、「前例がないので」という台詞はかなりの確率でネガティブな否定的な意味で使われます。なにか提案しても「前例がないので」といわれたらいくら前向きな僕でも「あー没かなー」と。
不思議と同じ意味でも英語で"never been done before"って言うとものすごく前向きに聞こえて、これからやるぞって感じますね。
で、竹崎さん。「前例がないんだ!いいねー!それ!やってみようよ!どうせ前例ないんだから、他とくらべようがないんだし。やっちゃえー!」みたいな感じ。実際こんなかんじで話します。60代でこの攻めの姿勢。ぜひ見習いたいです。自分が60代になってもこんなふうに攻めの姿勢をわすれない人になりたいです。


そして、最後に今回の展覧会についての

Special thanks!
この展覧会を開くにあたっ
て会場を提供してくれたNALUcafe様、特に野口様、扇様
額縁をつくる廃材を提供していただいた日本教育備品株式会社の指方様、
おなじく廃材を提供していただいた柴ちん。細川君。
無理を言って、額縁作りを手伝っていただいた工房 木よう大工の村山様、
Melを始めとする被写体の皆様、 
モロカイ島のディープな部分まで案内してくれた汰久治さん、
パプアニューギニアに2年連続行けたのはこの人のおかげ、パプアニューギニア政府観光局の山田氏、
パプアニューギニアに一緒に行った人々とテュピラ村の人みんな、
フィッシュポンドの中に入らせてくれて撮影させてくれた上、
鹿の肉までごちそうになったフィッシュポンドの番人のToni Kamakani
旅の途中で出会った人々、本物のパワースポットを案内してくれたフラッグスタッフのDonna.
一緒に遊んだり、トレーニングしたり、仕事をしてくれてる仲間たち
                     そ